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「GunPura Virtual Diorama その2」

今回も前回の予告通り、制作手順の「1.」「2.」の詳細を書いていこうと思います。

制作手順

1.プラモデルの作成

2.背景で動かすもののデータと仕組み、プラモデルから出るジェット噴射などのエフェクトデータを作成

3.映像合成実験(UE4の背景をリアリティエンジンで実写と合成)
4.問題点の洗い出し

(各背景データのスケールのズレ、ループで動いているものの見栄えが崩れるなど)

5.背景データ、動かすもののデータの調整作業

6.3から5を繰り返してクオリティを高める

7.最終的に編集して音声と合成

1.プラモデルの作成

今回の主役であるプラモデルは、普通に組み立てただけの状態のものを使用しています。

理由は、合成したCGでどれだけそれっぽく作れるか?という事にも挑戦したかったので、

仕上げなどの装飾などまでは行わず、素組みの状態で組み立て作業を止めています。

 

2.背景で動かすもののデータと仕組み、プラモデルから出るジェット噴射などのエフェクトデータを作成

 今回作成するバーチャルジオラマの背景要素を以下のようにしました。

 

1.プラモデルを装飾するエフェクト

 ・背中や足裏からのジェット噴射

 ・目が光る演出エフェクト

 

2.宇宙空間

 ・宇宙の天球

 ・星雲(色身の変化を出すために配置)

 ・飛び交うビーム(宇宙での戦場感を出す要素)

 ・所々で起こる爆発(宇宙での戦場感を出す要素)

 ・宇宙空間を移動する破壊された隕石の破片(宇宙での戦場感を出す要素)

 

3.宇宙戦艦の代わりになるもの

 ・巨大隕石(小惑星)+破壊された工場の跡

  (ボックスアートでは、宇宙戦艦が配置されているのですが、それをCGで再現するのはコストが

   かかりすぎるという判断から、同じ位の質量の存在感で宇宙にあってもあまり違和感がないという

   観点から、宇宙戦艦の船体を巨大隕石に置き換え、破壊された人工建築物を配置することで

   宇宙空間らしさを出して行くことにしました。)

 

4.宇宙空間を飛行する戦闘機

 ・飛行する戦闘機

 ・飛行する戦闘機のジェット噴射

 

5.地球

 ・地球本体と大気光(宇宙空間との境界面の光)

 ・地球上の雲の動き

制作環境/使用したデータ(再掲載)

次回更新時は、制作手順3.以降に関してお伝えできたらと思っています。